エリア・ラインスキャンカメラを活用したアプリケーション事例をご紹介します。
目次
自動車製造向けマシンビジョン
自動車製造の様々な工程にマシンビジョンシステムは広く用いられています。
例えば、
・ロボットの操作
・部品の追跡
・組立の各工程別検証（ケーブルアセンブリの設置位置、ベアリングの歯数確認、マーキング読み取り）
大量生産に必要な検査速度と、車種や工法の違いから発生する組立や検査方法への対応の両方を実現可能です。
食品およびパッケージ検査
食品検査やパッケージング検査は、人体への安全を守るうえでも重要な役割を果たしています。
・医薬品の処方のOCRによる読み取り
・封入前の瓶の汚れ検査
・異物検査
・バーコードやラベル読み取り
・色による状態検査（熟し具合、調理済かどうか）
電子機器の検査および検証
日に日に小さくなる電子部品の検査に、マシンビジョンカメラは非常に有効です。
・ケーブルアセンブリ検証
・コネクタの印字方向の検証
・回転基板の向き決定（ロボットピッキング用）
フラットパネルディスプレイの検査
次世代のフラットパネルディスプレイは高密度であり、高解像度と高感度が検査画像において要求されます。
・レイヤー検査（ディスプレイ内のガラス、半導体、金属、偏光フィルムなどの識別）
・有機ELの検査（高密度）
・不均一な照度（ムラ）の検査
これらの検査にはTeledyne DALSA社のラインスキャンカメラが主に使用されています。
印刷物の製品検査
紙や段ボール、プラスチック、金属などで出来たシートやロールの形状になっている印刷物の検査は、ロールの動く方向に提供される画素の数が多い、ラインスキャンカメラが非常に有効です。
半導体検査
半導体製造において、歩留りはコストに直結します。そのため、歩留りの制約となる欠陥を捕捉しつつ、検査時間を短縮することが重要です。
近年の高速かつ高感度が求められる検査において、Teledyne DALSA社の高解像度エリアスキャンカメラおよび高感度TDI方式ラインスキャンカメラが有効です。
