この度、ディープラーニング画像解析ソフト NAIT(ナイト)のv4.5.0がリリースされましたので、ご案内申し上げます。
マイナーアップデート(v4.5.0)
新機能
- ラベルセット作成時に、OCRモデルの文字の大文字・小文字を選択できるようになりました。
- オートラベリングでCPUまたはGPUを選択可能になりました。
- セグメンテーションモデルで平均グレースケール値に基づくしきい値を追加しました。
- 画像ビューアで各ラベルの平均グレースケール値を表示可能になりました。
- ドキュメント形式がWeb形式の提供に変更になりました。
- [ランタイム]DEVICE_CUDA_GPU 用に predict_async と execute_async を追加。最大推論時間を制限可能になりました。
改善項目
- アノマリークラシフィケーション および アノマリーセグメンテーション モデルで異常画像なしの学習に対応しました。
- OCRラベルセット作成済みモデルで簡単に複製できるボタンを追加しました。
- モデル学習に問題のある画像のリストを表示するようになりました。
- しきい値適用の UI とロジックを改善。しきい値は「以上/以下」条件で設定可能になりました。
- ラベルから画像を変換する際、既存の画像セットに追加可能になりました。
- [データ]タブで選択した画像とクラスのみをラベル変換が可能になりました。
- GAN生成センターのオートモードで、欠陥対象領域を複数指定可能になりました。
- 画像のエクスポート時に、エクスポートする画像を選択可能になりました。
- Shift + 矢印キーで複数画像を選択可能になりました。
- 画像テーブル左上にフィルタ後の画像数を表示できるようになりました。
- 一部UIとUXを改善しました。
- [ランタイム]std::optional を nrt::Optional に置き換えました。C++11、C#、Python で Optional 変数を使用可能になりました。
- [ランタイム]DEVICE_CUDA_GPU の推論パイプラインを改善し、シングルスレッド・マルチスレッド性能が向上しました。
- [ランタイム]Executor でのセグメンテーション推論時の後処理ロジックを改善しました。
- [ランタイム]Predictor実行中に異常スコア(Anomaly Score)を変更できるようになりました。
バグフィックス
- いくつかの小さなバグを修正しました。