温度測定データ記録システムのエントリー製品パッケージ RADS Pi

メーカー
ADSTEC Imaging
型番
RADS-Pi

RADS-Piは、対象物の表面温度を非接触で測定・熱監視するための小規模向け温度測定・監視システムです。
小型赤外線サーモグラフィカメラを用いて、2次元(面)での温度計測・熱監視を手軽にお試し頂くことが可能です。
ソフトウェアやハードウェアの追加や開発が不要で、購入したその日から実際の現場にてご使用頂くことができます。
(画面表示用の機器等の設定は必要となります。)
RADS Piでは温度測定が可能な赤外線サーモグラフィカメラへPoE, USBでの給電が可能です。
画面上にリアルタイム映像、測定温度値、カメラ内部温度を表示します。
カメラ内では温度測定スポット、ボックスの配置、しきい値の設定を行うことができます。※1
表示映像は外部SSDに録画することが可能です。(参考値:500GBで10日間程度) ※2
また、測定温度データを基にした温度値の時間推移のグラフを生成し、異常温度の監視、分析を行うことができます。※3
温度情報の取得だけでなく、カメラから読みだした測定温度情報から、しきい値を超えるとアラーム発報し、 異常温度を検知したことを示す接点信号を出力する機能を備えています。

※1 画面表示、設定変更には別途PCもしくはタブレットが必要です。
※2 録画時間はカメラ設定、SSD容量依存します。
※3 測定温度値のトレンドグラフ表示 (直近20分: 1ポイント/秒、直近24時間: 1ポイント/分)
  履歴グラフは8回分の移動平均でプロットされます

仕様

項目 仕様
型番 Raspberry Pi 4 Model B / 4GB
カメラ接続台数 1~2台
カメラ設定

カメラ側で各カメラの測定及び検知範囲を任意の大きさで複数設定可能

疑似カラー(パレット)の選択

映像の切替:熱画像、可視画像、MSX(熱画像に可視画像のエッジを重畳)

カメラ内蔵のLED照明の点灯 / 消灯

モニタリング機能

現在の測定値温度、カメラ内部温度

現在の発報状態(正常温度、異常温度)

直近時間の測定温度推移をグラフ表示

外部SSDへの表示映像の録画(500GB使用時で約10日間)※

測定値記録、csv形式でのエクスポート

アラーム設定

しきい値の設定(カメラの測定温度に準拠)

GUIによる温度アラーム発報設定

アラーム発報数 最大5点(有電圧出力:Raspberry PiのGPIO仕様に準拠します)
アラーム機能

しきい値に対し異常を検知した時、有電圧接点を用い外部システムへ伝達可能

接続機器のヘルスチェック(正常性確認)

測定温度による警告灯点灯/接点出力制御

定格電源 5VDC, 3A以上
周囲環境 0~50℃
外形寸法 (W × D × H) 85×56×18 [mm] (本体のみ) ケースにより前後 [参考:98×71×31]
重量 47g (本体のみ)

※外部SSDについては別途購入が必要

実装予定仕様

項目 仕様
各種設定・変更機能 GUIによる接続先IP設定変更、接点出力変更
アラーム設定

しきい値継続時間の設定 (設定時間0~60秒)

ヒステリシスの設定

アラーム機能 設定温度以上の場合、モニタリング画面の強調表示

接続カメラ仕様

項目 型番
イメージセンサ 非冷却マイクロボロメータ
素子ピッチ 17μm
赤外線画像解像度 80 × 60
可視カメラ解像度 VGA (640 × 480)
視野角 48°
フレームレート 9Hz以下
フォーカス 固定
対象温度範囲 -10~150℃
温度測定精度 ±2℃もしくは±2% (読み取り値に対して)
動作温度範囲 0~+50℃
保護構造 IP67
重量 125g
その他 Ethernet IP / Modbus TCP対応

※ 他のカメラ接続については応相談

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