本製品は、サーモグラフィカメラを用いた温度監視システムを容易に実現させるための製品パッケージとなります。使用用途に合わせて、様々なアプリケーションに応用することが可能です。ソフトウェアやハードウェアの追加や開発が不要なため 、購入したその日から実際の現場にてご使用頂くことができます。
メーカー
ADSTEC Imaging
型番
RADS盤
目次

仕様スペック・オプション

RADS盤仕様

型番 RADS盤
カメラ接続数 最大4
カメラ設定 カメラ側で各カメラの測定および検知範囲を任意の大きさで1つ設定可能
疑似カラー (パレット)の選択
映像の切替: 熱画像、可視画像、MSX (熱画像に可視画像のエッジを重畳)
カメラ内蔵のLED照明の点灯/消灯
モニタリング機能 現在の測定値温度
現在の発報状態 (正常温度、異常温度)
各機器の状態異常表示 (通信異常、測定エラー)
直近16 時間の測定温度推移をグラフ表示
アラーム設定 閾値の設定 (カメラの測定温度範囲に準拠)
閾値継続時間の設定 (設定範囲: 0~60秒)
ヒステリシスの設定
アラーム発報数 5点 (うち1点は、機器接続異常判定)
アラーム機能 設定温度以上の場合、モニタリング画面の強調表示
閾値に対し異常を検知した時、外部に対して有接点リレーを用い上位システムへ伝達
機器異常 (カメラ又はデータ収集変換器の異常)を有接点リレーを 用い上位システムへ伝達
定格電源 100VAC
周囲環境 0~50℃、20~80%RH (結露なきこと)
保存環境 -20~70℃、0~90%RH (結露なきこと)
外形寸法
(W×D×H)
500×500×160mm
重量 約22kg

接続可能なカメラ仕様

項目 仕様
イメージセンサー 非冷却マイクロボロメータ
スペクトル波長 7.5~13µm
赤外線カメラ解像度 80×60 / 320×240 /464×348 / 640×480 
可視カメラ解像度 640×480 / 1280×960
視野角

48°/29°、51°、95°

フレームレート 9Hz以下 / 30Hz / 30Hz
フォーカス 固定 / オート
対象温度範囲 -10~+150℃
-20~+175℃、+175~+1000℃
-20~+120℃、0~+650℃、+300~+1500℃
-20~+120℃、0~+650℃、+300~+2000℃
動作温度範囲 0~+50℃
保護構造 IP67 / IP66 / IP54
重量 125g / 520g / 820g
その他 Ethernet IP / Modbus TCP対応

RADS盤は、温度測定が可能な赤外線サーモグラフィカメラにPoE 給電するとともに、カメラから読みだした測定温度情報から、規定値以上に温度が上昇したことを示す接点信号をカメラ毎に生成する機能を備えた機器収容盤です。
更にカメラ若しくはデータ収集を行う変換器で異常が発生したことを示す接点信号を生成する機能も備えています。
盤内部には、PoE 機能付きのLAN SWを搭載すると共にカメラの映像を光ファイバケーブルで伝送するための光コンバータを搭載しています。
最大4台の赤外線カメラと接続が可能で、温度モニタリング画面やアラーム設定画面は、直感的な操作により、各種設定の変更が非常にシンプルで使いやすいユーザーインターフェースとなっております。
また、アラームの発報機能だけではなく、取得した温度データを基にしたトレンドグラフの生成を実現し、現場での異常温度監視に役立ちます。

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